カメラ撮影時、オートフォーカスに頼って撮影
している人が大半ではないでしょうか。
オートフォーカスの性能を決める要素が測距点
と、AFセンサーの種類です。
そこでこの記事では測距点とAFセンサーの関係
について解説します。
この部分を理解することで、カメラのカタログ
を見た時に、オートフォーカスの精度の良さが
わかるようになりますよ。
測距点とは
測距点とは、オートフォーカスでピントを合わ
せられるポイントのことを指し、別名でフォー
カスポイントといった呼び方をすることもあり
ます。
測距点の数はカメラによって決められており、
上級機ほど数が多く、ピント合わせが正確にで
きます。
ただしすべての測距点で平等に正確にピントを
合わせられるわけではありません。
画面中央部の測距点ほど精度は高く、端の方で
は下がる傾向にあります。
オートフォーカスの正確さはAFセンサーの種類
によって決められており、正確な部位ほど高度
なAFセンサーが採用されています。
AFセンサーの種類
オートフォーカスを行うためのセンサーがAFセ
ンサーです。
AFセンサーにも大きく3種類あり、測距点の中
でもピント合わせの得手不得手があります。
- ラインセンサー:垂直もしくは水平方向のいず
れかで精度が高い - クロスセンサー:垂直及び水平方向において精
度が高い - デュアルクロスセンサー:垂直と水平だけでな
く、対角線上であっても高精度
基本的にはラインセンサーの測距点が多いです
が、機種のスペックが上がるほどクロスセンサ
ーの割合が高くなります。
画面の中央部だけクロスセンサーになっていた
り、測距点すべてがクロスセンサーを採用して
いたりと、機種によって異なります。
クロスセンサーが多いほどピントの制度が高い
クロスセンサーは垂直及び水平方向のいずれに
も対応しているため、ラインセンサーよりも高
い精度でピントを合わせることが可能です。
上級機になるほど測距点が多く、またクロスセ
ンサーの割合も増えるため、素早いピント合わ
せが実現できます。
【Nikon一眼レフにおける測距点の数とクロスセンサーの割合】
- D3500(入門機): フォーカスポイント11点、う
ちクロスセンサー1点 - D7500(中級機): フォーカスポイント51点、う
ちクロスセンサー15点 - D850(上級機):フォーカスポイント153点、うち
クロスセンサー99点
そのためこれから一眼レフを新しく購入しよう
と考えている方は、測距点の数だけでなく、ク
ロスセンサーの割合も判断材料とするのがオス
スメです。
一眼レフのスペックが上がるほど値段は高くつ
いてしまいますが、その代わりオートフォーカ
スの精度が高いので、いい写真が撮りやすくな
ります。
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