撮影した写真と実物が全然違う時に対処する方
法として、ホワイトバランスの設定があります。
ホワイトバランスを使うことで被写体をありの
ままの色に修正してくれるだけでなく、写真の
雰囲気そのものを変えることもできるのです。
ではホワイトバランスとは、一体どのような設
定なのでしょうか。
そこでこの記事では、ホワイトバランスの意味
を解説するとともに、撮影時の使い方も説明し
ます。
ホワイトバランスとは
ホワイトバランスの効果
ホワイトバランスとは、「白い被写体を白に見
せるための方法」です。
撮影したときに写る被写体の色は、私たちの目
に見える色と同じではなく、周囲の光の色の影
響を受けてしまうことが多いです。
ホワイトバランスを活用することで、そういっ
た現象を修正し、白色に写るようになります。
それだけでなくホワイトバランスを手動で設定
することで、白く写るものを青っぽくしてみた
り、黄色っぽくすることもできます。
そのためうまく活用すれば、同じ被写体でも雰
囲気が全然異なる写真を作り出せるのです。
ホワイトバランスの種類
ホワイトバランスはカメラの機種によって選べ
る種類が異なりますが、大きく分けて5つありま
す。
- 太陽光
- 日陰
- 曇天
- 電球
- 蛍光灯
これらを使いこなすことで、白いものを白く写
すこともできますし、また雰囲気を変えること
もできます。
ホワイトバランスと色温度
ホワイトバランスによって写真の色味が変わる
理由は、写真の色温度を調節しているためです。
色温度とは光の色を定量的な数値で表したもの
であり、低いほどオレンジ~赤色に近づき、高
いほど青色に近づきます。
(画像①)
画像引用:http://www.my-craft.jp/html/aboutled/led_iroondo.html
各ホワイトバランス設定による色合いの見え方
を大まかに区分すると、以下の通りです。
- 赤っぽく写る→曇天、日陰
- 青っぽく写す→太陽光、蛍光灯
ホワイトバランスの選び方
気になるホワイトバランスの選び方ですが、特
に決まりはありません。
晴天下での撮影時だからといって「太陽光」設
定にする必要はありませんし、反対に屋内での
撮影時でも「太陽光」設定にしてもかまわない
のです。
あなたがその写真をどんなふうに仕上げたいか
で、ホワイトバランスの選び方が変わります。
例えば以下のような写真を撮りたい場合は、次
の設定がおすすめです。
- さわやかな写真を撮りたい→太陽光、蛍光灯
- 温かみのある写真を撮りたい→日陰、曇天
とはいえホワイトバランスを変えただけではあ
なた好みに仕上がるわけではないので、設定を
変えながら撮影するのがおススメです。
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