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一眼レフのメーカーカタログを見たときに視野率
という言葉が出てきますが、この視野率って一
体なんのことなんでしょう?
これから一眼レフ購入を検討されている初心者
の方は覚えてくと今後の撮影時に役立つと思い
ますので、しっかり理解して撮影に活かしてい
きましょう。
視野率100%とは?
結論から言うとファインダーを覗いた時の風景
がシャッターを切って撮影した映像とイコール
になり事が視野率100%という意味です。
一眼レフもビギナーモデルからプロ向けの機種
など色々あります。
中級者以上のほとんどのモデルでは視野率100
%を達成していますので、ファインダーをのぞ
いて撮影すれば、見たままの風景が現像されま
す。
ところがビギナーモデルでは、この視野率が
100%ではなく98%などわずかですが数値が低
くなっています。
素人感覚でいうと、たかだか2%じゃないかと思
うかもしれません。
ですが実際に現像してみると、ファインダーを
のぞいて見ていた風景以外に見えていなかった
物が写っていたりします。
あ、幽霊とかじゃないですよ(笑)
ファインダーの映像 → 98/100%
実際に現像される写真 → 100%
2%分足りてないことが分かると思います。
現像するとこの2%の見えていなかった部分も、
写されるので写真を見たときに違和感がありま
す。
私も少し前までビギナーモデルのニコン D80
をずっと使っていました。
当時オークションをやっていて、D80でオーク
ション用の写真を撮っていたのですが、撮影す
るたびにファインダーから覗いている映像と撮
影した映像に違いがあってなんでだろうと疑問
に感じていました。
微妙に余計な物が写っていたりして、何度も取
り直した覚えがあります。
当時はこの視野率というものを理解いませんで
した。
このような小物もそうですが風景の撮影などに
おいても影響がでるので視野率が100%未満の
ビギナーモデルで撮影する場合は、ファインダ
ーの映像より少し大きめの映像に仕上がること
を理解しておかなければなりません。
視野率だけの問題で言えば、中級機以上のモデ
ルはほぼ100%なので中級機以上を購入すれば
問題はありません。
ところがご存知の通り、中級機以上のモデルは
ビギナーモデルと比較するとその価格は2~3
倍はします。
この価格の開きには使用している材質やセンサ
ーの違いなどもありますが、カメラの内部にあ
るペンタプリズムを搭載しているかどうかによ
ります。
このペンタプリズムと呼ばれる部品ですがこれ
はガラスで出来た多面体のプリズムの事です。
水晶の結晶みたいなイメージですかね。
シャッターを切った時にレンズを介して通過し
た光がプリズムで反射してセンサーに光を届け
ます。
このプリズムは製作するのはとても技術的に難
しく生産するときのコストがとても高くなりま
す。
ビギナーモデルはペンタプリズムではなく、ペ
ンタプリズムより少し性能が落ちるペンタミラ
ーというものを搭載しています。
ペンタミラーはペンタプリズムより生産コスト
を押さえれる反面、像がゆがんだり、見える範
囲が狭まったりするデメリットがあります。
ビギナーモデルで視野率が100%にならない理
由はペンタプリズムではなく、ペンタミラーを
搭載しているためなんですね。
数値所では2%の差ですが、実際に撮影してみる
と仕上がりにでる差が大きいことに気づきます。
それでもそういう差があることだけをしっかり
理解していれば初心者さんが撮影に使う分には
さほど問題はないと思います。
ただ、撮影するうえでこの視野率の差があると
いう事だけ理解して構図などを決めれば、現像
時にもそこまで影響しないと思います。