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星空撮影初心者にとって星のピント合わせはと
ても敷居が高く感じるかもしれません。
私も初めて星空の撮影に出かけたときはノープ
ランで知識ゼロで向かったので失敗写真の山に
なりました(汗)
その後ネットで色々調べてみると星空撮影にお
けるピント合わせは基本をしっかり押さえれば
、そんなに難しいことをするわけではないこと
が分かりました。
初心者だった私にもできたので、これから星空
を撮影したいけどやり方が分からないという皆
さんもこの後のコンテンツを読んでいただけれ
ば、参考になると思います
ピント合わせの3つのポイント
ピント合わせに関しては今どきの一眼レフ、レ
ンズにはオートフォーカス(以降はAF)機能が
ついてるんだから、AFをつかったらいいんじゃ
ないの?と思われることかと思います。
実際私もそうでした・・
現地にいって遠い星に向かってシャッターを半
押し、AFでピントを合わせようとするんですが
中々ピントが合わない。
やっとピントが合ったと思って撮影したあとに
、プレビューで確認すると星がぼやけてるんで
すよね。
当時私には原因が分かりませんでした。
これって今考えると当たり前なんですけど、夜
の撮影で特に星空の撮影などは周りが大変暗い
です。
AFは夜間はピントが合いにくく、ましてはるか
彼方にある星などはAFでピントが合わないんで
す。
知識ゼロの私は知るよしもありません。
星空撮影時はマニュアルフォーカスを使うべし!
レンズのAF機能を使わないとなるとどうやって
ピントをあわすか?
レンズをよく見てみるとAFとMFの文字が記載さ
れていますよね!
これってなんの意味か分かりますか?
“AF”はオートフォーカスですね。
じゃあ
“MF”は?
・・・・
”マニュアルフォーカス” つまり手動で自分でピ
ントを合わせることを指します。
そうなんです一眼レフで星空を撮影する場合は
MFが基本なんですね!
なのでまずはレンズについてあるAF,MFの切替ス
イッチをMFに切り替えましょう。
またボディ側にも切替スイッチがついていますの
でこちらも忘れずにMFに切り替えます。
レンズの手振れ機能はOFF
古いレンズには搭載されていませんが最近のレン
ズには大体手振れ補正機能がついています。
一眼レフは大体レンズ側で手振れ補正を行いミラ
ーレスはボディ側手振れ補正が多いかと思います
。
私はニコンのD7500を愛用しているので、ここで
はニコンでお話進めていきます。
この手振れ機能は普段撮影する場合は大変便利な
ものですが、星空撮影においては誤動作を行う場
合があるので基本的には常時 ”OFF” にしてお
きましょう。
ライブビューでピント確認
今どきのカメラは背面の液晶も大きく、何よりリ
アルタイムで被写体を確認できる”ライブビュー”
機能というものが搭載されている機種が多いです。
このライブビューを使用すれば、実際にピントが
あっているかどうかが一目瞭然なんで、初心者に
はもってこいの機能です。
一昔前の機種にはライブビュー機能がついていま
せん。
私が最初使っていた機種はニコンD80というかな
り前の機種でしたから当然ライブビュー機能はつ
いていません。
どうやっピントを確認していたかと言うと、撮
影後に一回一回プレビューを開き拡大して都度確
認を行いましたよ。
とても手間ですがライブビュー機能がない機種の
場合はこの方法しかないですね。
実際のピント合わせの手順
それではいよいよピント合わせの手順を解説して
いきます。
星空撮影では30mm以下の広角レンズを使用する
事が多く構図もいい感じにきまります。
しかしながら初心者の方がいきなり高額な広角レ
ンズを購入して星空撮影をしようっていう人は少
ないかと思います。
実際にはキットレンズでも星空撮影は可能です。
私も最初はキットレンズで撮影していましたし。
なので初心者さん向けにキットレンズを使用し
て話を進めていきたいと思います。
最小焦点距離と開放F値にセット
では実際にピントを合わせていく方法です。
キットレンズだと18mmから始まることが多いと
思いますので焦点距離は18mmに固定します。
あと絞り(F値)はそのレンズの開放F値に固定しま
す。
撮影モードはマニュアルモードを使うべし
次に撮影設定ですが星空撮影では長時間露光にな
るのでマニュアルモードで撮影します。
撮影モードをマニュアルモードにセットしたら
次にシャッタースピードとISOを調整します。
シャッタースピード(SS)は星空撮影では
15秒~30秒の範囲で調整を行い、その時
の条件で都度かえますが最初は15秒くらい
からスタートしてみましょう。
画面表示は15″で15秒です。
15だと 1/15になるのでよく確認しましょうね。
ISOは6400でセットしてください。
※明るすぎる場合
ISO6400→3200に下げる。もしくは
SSを15″→10″
それでも明るい場合は、SSかISOのどちらかを
微調整しましょう。ここで注意しないといけな
いのは一度に両方をいじらないように。
一気に両方触ってしまうと、何の数値を触って
変化したのかが分からなくなってしまうので。
※暗すぎる場合
これは明るい場合の逆を行ってください。
ライブビューで確認
モード設定が済んだら被写体の確認方法をファイ
ンダーからライブビュー方式に変えます。
D7500だと液晶のとなりに”LV”のマークがあるの
でこのレバーをカメラのマークからLVのマークに
切り替えます。
すると液晶にリアルタイムの映像が映し出されま
す。
まずは空を見渡して一番明るい星を見つけましょ
う。明るい星を見つけたら、その星にカメラを向
けてライブビューを確認します。
続いてライブビューを拡大ボタンで大きくして対
象の星を確認しましょう。
ライブビューで星が確認できたら、ピントリンク
を徐々に回していきピントを微調整していきます。
ライブビューをみながらピントが合ったら、マス
キングテープなどでピントリンクに触れてずれた
りしないように固定します。
ピントが決まったらシャッターを押すんですが、
そのまま押してしまうとピントリンクがずれたり
構図がずれたりする可能性があるのでセルフタイ
マー2秒程度、もしくはレリーズがあると良いで
しょう。
レリーズなどはそこまで高くないので、星空撮影
を続けていくかもしれないなと思ったら購入して
も良いでしょう。
撮影後はライブビューで確認してISOかSSで明る
さを微調整しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか、星空撮影で押さえるポ
イントはたったの3つだけ!
難しいそうなピント合わせですが、一つ一つはと
ても簡単です。それらを順番に行っていくだけな
ので初心者の方でも必ずできますよ。
全然知識ゼロだった私でも出来たんですから。
難しそうともじもじするより、まずはカメラを持
って現地に飛び出してみましょう!