一眼レフの撮影設定!最低限覚えておきたい設定BEST 4

一眼レフの撮影設定!最低限覚えておきたい設定BEST 4一眼レフの撮影設定について



1.撮影モードの設定

一眼レフを始めて手にしたとき、あなたはどう
やって撮影しましたか?

”どうやってってシャッター押すだけでしょ?”

そんな返事が聞こえてきそうですが、確かに
シャッターを押すだけで撮影できたと思います。

一眼レフには必ずと言っていいですが、撮影
モードを変えるダイヤルなどがついています。

撮影するシーンによってモードを使い分け、
各シーンに合わせたモード設定でより良い写真
に仕上げることができるわけです。

どのモードでもシャッターは切れるので先程の
質問では撮影はできて当たり前なんですね。

ただし、撮影モードによって写真の仕上がりは
変わってきます。

では実際に一眼レフにはどんなモードが搭載
されているのでしょう?

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各種モード紹介

一眼レフに基本搭載されている4つのモード
紹介です。

P:プログラムモード
A:絞り優先モード
S:シャッタースピード優先モード
M:マニュアルモード

プログラムモード

P-MODE

このモードなくして初心者の皆さんが一眼レフ
を操ることは不可能?は言い過ぎですが最初に
使うモードは間違いなくこのプログラムモード
でしょう。

プログラムモードはカメラがそのシーンに合わ
せて自分で判断してシャッタースピードからレンズの
絞りや露出などすべて決めてくれるので
シャッターを押せば小学生でも撮影できます。

ただ、ボテーとした写真に仕上がるので
初心者ながら”なんかイメージと違う”っと
いった写真に仕上がったりします。

シャッター優先モード

S-MODE

このモードはスピード感あふれる場面や、逆に
スローな場面など被写体にスピード感が加わる
場面で重宝します。

例えばお子さんの運動会や飛行機・野鳥などの
躍動感あふれる場面の撮影。

逆に滝などの水の流れを時間を止めて一瞬を
切り抜いたりしたいときなど。

絞り優先モード

A-MODE

このモードは一眼レフの真骨頂ともいえる
”ボケ味”を表現したり、逆にボケをなくして
全てにピントを合わせたような写真を撮影する
事ができます。

ポートレート撮影などで被写体にのみにピント
をあわせて背景をぼかす場合。

ビルなどが立ち並ぶ街並みで各種ビルなどの
全ての建物にピントを合わせる場合など。

マニュアルモード

M-MODE

このモードははっきりいって普段はほぼ使う
場面はないと思います。

初心者の方は尚更使わないことでしょう。

このモードが威力を発揮するのは夜景や
星景写真などのシャッタースピードと露出、ISOなどの
詳細な設定をすべて自分で行う場合です。

カメラ側での補正が一切入らないので、経験
と知識が物をいうモードです。

2.ISO感度

ISO写真

一眼レフの数ある設定の中で5本の指に入るのが
ISOの設定です。

この” ISO “ですがいったいなんの事なんでしょうか?

呼び方は
「アイエスオー」
「イソ」
「アイソ」
など色々ありますが、イソが多いようです。

ISOは国際標準化機構の事で
International Organization for Standardization
略称ISO。

その昔フィルムカメラ時代に使われていた
フィルムの光の感度を示す数値として利用
されていました。

フィルムカメラからデジタルカメラに移行する
ときにそのまま光の感度を表す数値として現在
も利用されています。

このISOは暗所・動きのある被写体の撮影時に威力を発揮します。

暗所での撮影時は光の量が少なくなるため
シャッタースピードを下げる必要がありますが
シャッタースピードを下げることで手ぶれが
発生しやすくなります。

この時ISO感度を上げてやることでシャッター
スピードを上げることが可能となり、手振れの
防止につながります。

ISOを上げると手振れの防止や暗所での光量
不足の場面でも光量を補うことができる反面
ISOを上げれば上げるほどノイズが増加して
行きます。

必要以上にISOを上げずに三脚などを利用する
手振れもは防止できたりしますので、ISOは適正
範囲で利用すると良いでしょう!



3.F値の設定

ISOに続いてよく使う用語で”F値”があります。

F値とはズバリ、レンズの絞りです。

レンズの絞りとはどういうことかと言うと、
猫の目をイメージしてもらうとわかりやすい?

猫の目って明るい所だと黒目が細くなって
暗い場所だと黒目が大きくなりますね。

レンズも同じことを行っていて、明るい場所だと
光の量が多いので光の通り道を狭く絞ってやる
ことで写真が明るくなりすぎないようにします。

逆に暗い場所だと光量が不足しているので、少し
でも光を取り込みたいので光の通り道を広くして
やります。

F値の数値が小さいほど光の通り道が広がり、
数値が大きいほど光の通り道は狭くなります。

4.シャッタースピード

ISO,F値ときたらシャッタースピードの調整です。

写真の仕上がりに一番影響するのはこの
シャッタースピードと言っても過言ではありません。

シャッタースピードは光を取り込む時間を管理
する機能なので、シャッタースピードを早く
すれば被写体の一瞬を切り取れるので、動きが
ある被写体の場合はシャッタースピードを上げて
撮影します。

逆に静的で例えば夜景や星景写真などは光量が
少ないため長時間露光をする必要があるので
シャッタースピードを下げて撮影を行います。

ISO、F値、シャッタースピード、この3要素は
似て非なるものですが全てがうまく調和する
ことで良い写真に仕上げることができます。

カメラの設定は色々ありますが、この3要素
だけは必須条件なのでしっかり覚えて撮影時に
調整してみましょう!



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