フルサイズ一眼レフで疑問に思う事
ある程度一眼レフを覚えていくと必ず出てくる
キーワードがあります。
そのキーワードとは
” フルサイズ “
です。
このフルサイズですがなにがいったい
フルサイズなのか?
そのフルサイズはなにがいいのか?
一眼レフ初心者の方にとっては分からないこと
ばかりだと思います。このカテゴリーではフル
サイズの疑問に思う事をまとめています。
1.そもそもフルサイズの名前の由来は?
このフルサイズという名前の由来ですが、
これは一眼レフに搭載されているイメージ
センサーの大きさの事を表しています。
コンデジやミラーレス一眼レフ、APS-Cモデル
に比べると圧倒的にイメージセンサーの大き
さに違いがありますね。
これはAPS-Cモデルですが肉眼で見るとカメラ
の内部に設置されていてこいつが一眼レフの
心臓部といえる部分です。
2.フルサイズで撮影すると何が良いの?
前述でも説明した通りフルサイズ機はセンサー
サイズが大きいです。センサーが大きい=
光を取り込む面積が大きいので高画質の画像に
仕上げることが可能になります。
また、集光力が高いということは暗所・夜景
撮影等に威力を発揮します。
星景写真などにフルサイズが用いられのは
こういった理由からなんですね。
APS-Cとフルサイズで同じ条件で星景写真を
撮影するセンサーサイズの違いが顕著に現れ
ます。
APS-Cだと少し露光時間を長めにしたり、
ISOを上げたりしないと上手くいかない場面
でもフルサイズ機だと短い時間で高画質に
仕上がりますし多少条件が悪くても星が濃く
浮かび上がります。
3.フルサイズはなんであんなにでかいの?
一眼レフカメラの中でも群を抜いてボディ
が大きいのもフルサイズ機の特徴の一つです。
そもそもなんであんなにボディが大きので
しょうか?
これはとても簡単なことですが、先ほどの
センサーサイズの大きさゆえに比例するように
ボディも大きくなっていきます。
そりゃ、そうですよね。大きいセンサーを格納
しようと思えば側も大きくなるのは当然です。
コンデジがあんなに小さいのはフルサイズと
比べてセンサーが何倍も小さいからあんなコン
パクトになっているんですね。
4.フルサイズはなんで高いの?
フルサイズ一眼レフを新品で購入しようと
した場合、この記事を書いている2019年6月
現在ですと一番安い機種ですとSONYかニコンの二択でしょうか
(SONY)
α7 ILCE-7 ボディ ¥89,730
(NIKON)
D610 ボディ¥88,955
これボディだけなんで、レンズも買うとすぐに
14,5万円くらいになりますね。
フルサイズでも下位モデルなので、上位モデル
になるとこの2~3倍になります。
APS-Cだと3,4台買えちゃいますね。
なんでフルサイズはこんなに高いのでしょうか?
それにはもちろん理由があります。APS-Cの
ビギナーモデルと比較すると、使っている
パーツのスペックが根本的に違います。
ボディを構成しているフレーム本体の素材で
あったり一眼レフの心臓部であるイメージ
センサーや画像処理エンジン。
これらのフルサイズを構成するパーツ自体の
基本スペックが高いため必然的に価格も比例
して高くなっているわけですね。
他の家電などで同じことが言えますが、グレ
ードの低いものと高いものでは構成されている
部品や機能の違いで価格差があり、一眼レフに
おいても同様です。
フルサイズ一眼レフは確かに高価で初心者には
購入出来ないと思われがちですが、初期モデル
など昔の機種などであれば、初心者さんでも全
然手に届く範囲の物もあります。
たとえば最近ひそかにはやっているのが
キヤノンの5Dの1型です。新品はもうほとんど
出回っていないと思いますが、中古価格だと
3万円も出せば手に入ります。
またレンズもオールドレンズなどを組みあわせ
れば結構お手ごろ価格でフルサイズ機を試せる
ので初心者さんも選択肢の一つに入れてみると良いかもしれませんね。